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キョウチクトウ 猛毒を持っていますが乾燥や大気汚染に強いため街路樹などに利用されています。

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学名:Nerium oleander var. indicum 漢字名:夾竹桃 英語名:Oleander  Rose laurel 分類/科名:キョウチクトウ科キョウチクトウ属
高さ:3~5m よく見かける場所:庭 街路樹(高速道路)  花期:6~9月
花言葉:注意 危険 用心
夏の花木としてサルスベリと並んで最も代表的なものです。

夏の日照りにも負けることなく花を咲かせ続けます。赤や白の花を咲かせます。葉はざらざらして細長くよく茂ります。工業地帯や高速道路などの街路樹としてよく見かけます。
インド原産の常緑小高木です。日本へは中国を経て江戸時代中期に伝来したそうです。
和名の夾竹桃は葉がタケに似ていることと花がモモに似ていることから名づけられたそうです。
ピンク、黄色、白など多数の園芸品種があり、八重咲き種もあります。日本では適切な花粉媒介者がいなかったり挿し木で繁殖したクローンばかりということもあって受粉に成功して果実が実ることはあまりないそうです。

昨年の夏に見かけたときに広島市の木としてご紹介しました。

今回見つけた木は珍しいサーモンピンク色でした。
ミセス・ローディングという種類のようです。
サーモンピンクの優しい色合いの八重咲き品種です。

てんてん
てんてん

有毒な防御物質を持つため食害する昆虫は少ないですが日本では鮮やかな黄色のキョウチクトウアブラムシが、新しく伸びた枝に寄生するそうです。

乾燥や大気汚染に強いため街路樹などに利用されています。神奈川県川崎市では長年の公害で他の樹木が衰えたり枯死したりする中でキョウチクトウだけはよく耐えて生育したため現在に至るまで同市の緑化樹として広く植栽されています。
大気汚染に強い理由として葉のうらの気孔にフィルターのようなものがあることからといわれています。
強力な毒成分が含まれ、キョウチクトウを燃やして出た煙にも残るそうです。
直接食べるだけでなく箸として使って中毒になったことも報告されています。明治初期の西南戦争で官軍の兵士がキョウチクトウの枝を折って箸がわりに使ったところ中毒になったという記録があるそうです。
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