グラジオラス　Gladiolus（グラジオラス）はラテン語のgladius（剣）が語源です。和名はトウショウブで夏に咲くのは夏咲きと呼ばれています。

夏なつの暑あつさに負まけずに剣けんのように先さきがとがった細ほそい葉はの間あいだから茎くきをのばして横向よこむきに黄色きいろや赤あかなどの花はなを下から上に咲き上げていきます。

南みなみアフリカを中心ちゅうしんとしてヨーロッパ、西にしアジア、マダガスカルに180種ほどの原種げんしゅが自然しぜんに生はえているそうです。球根きゅうこんから育そだち毎年まいとし花を咲かせる多年草たねんそうです。園芸用の品種は熱帯アフリカや南アフリカの10種類ぐらいの種がもとになっているそうです。
日本にほんへは江戸時代えどじだいのおわりごろに一度いちどやってきましたが、うまく育そだてられなかったそうで明治めいじになってもう一度いちどやってきたものから栽培さいばいが広ひろがったそうです。今いまでは切きり花ばなとして一年中いちねんじゅう作つくられています。
学名がくめい「Gladiolus（グラジオラス）」は葉はの形かたちが剣けんに似にていることからラテン語ごで「gladius（剣）」を語源ごげんとしているそうです。
夏咲なつざきは春はるに球根きゅうこんを植うえて夏に花が咲きます。春咲はるざきは秋あきに球根を植えて次つぎの年の春に花を咲かせます。多くは夏咲きです。
球根は茎くきが変形へんけいしたものです。一ひとつの球根にいくつもの成長点せいちょうてんをもっています。球根は毎年まいとし新あたらしくなり新あたらしい球根のまわりには木子（きご）と呼よばれる小ちいさな球根がたくさんできます。