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セマダラコガネ  日本原産の普通に見られるコガネムシです。近年 芝生の害虫としていろいろな対策がとられています。

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学名:Blitopertha orientalis 漢字名: 別名: 英語名: 分類/科名:カブトムシ亜目コガネムシ科
大きさ:9~13mm よく見かける場所:どこでも 土の中  よく見かける時期:6~8月
6月ごろに成虫になります。全体に卵形で背中のまだら模様が特徴です。
琉球列島以外の日本各地で普通に見られます。日本固有種ですが現在はミクロネシアやハワイ・北アメリカに移入種として定着しているそうです。
本来の生息地はフィリピン諸島で、そこから日本に持ち込まれ日本全土に広まった種がさらにハワイなどに持ち込まれたという異説があるそうです。
成虫は夜行性で、さまざまな植物の葉や花を食べます。果樹や農作物を食害することもあります。幼虫は土の中で生きた植物の根を食べて成長します。そのため成虫も幼虫も農業害虫とされています。

花壇を掘っていたところ土の中から成虫が出てきました。成虫になったばかりのようで光沢色がありました。花壇では普通に見かけるコガネムシですが。

てんてん
てんてん

日本では害虫とは思われていなかったようですが移入先では大変なようです。

アメリカ合衆国での被害
1908年にハワイに侵入しサトウキビ畑に壊滅的な被害をもたらすようになったそうです。
1920年にアメリカ本土で最初に発見され分布を拡大させた。幼虫のイネ科植物への害が大きく特に芝生の被害がひどく地表近くの根を食べてしまうため庭園植物の重要な害虫としてオリエンタルビートルと呼ばれているそうです。

日本でも近年、被害が目立つようになっているようです。そのために対策として本種の性フェロモンの研究や寄生性の線虫や寄生菌の研究などもなされています。特に性フェロモンは雌成虫が交尾の際に同種の雄成虫を呼び寄せる為のものなので性フェロモンを合成してトラップに取り付けることによって雄成虫を大量に捕獲することができます。現在、芝生の害虫対策として性フェロモンを使ったフェロモントラップ が市販されています。
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