一年中、緑色で林の下生えとして茎を枝分かれさせながら地表を這うように広がっています。葉は細長く先はとがります。葉の付け根は茎を抱くようにまきます。
秋に入り涼しくなった頃に葉の間から花茎を伸ばして穂状の花をつけます。
世界の温帯から熱帯にかけて広く分布しています。日本でも全土に分布しています。森林内に下生えとして生え林縁部では繁茂することがあります。
和名は葉の形がササに似ていて、葉の表面に縮んだようなシワがあることから名づけられたようです。
根は茎の節ごとに出て茎を地面にくっつけます。花は茎の上半分位に、まばらに短い枝が出て、それぞれの枝に少数ずつの小穂がつきます。小穂は枝から下向きにつき小穂から3本の長い毛が生え表面は粘つきます。
果実が熟すると、小穂の基部で外れやすくなり、その毛で衣類などに張り付きます。ひっつき虫のひとつです。
NT緑地の林の下生えとして絨毯状に広がっていてきれいです。
以前から気になる植物でしたが花を見つけて、やっと名前がわかりました。
てんてん
自然のままでは、このようにきれいになりません。
地域の皆さんの日頃の活動で維持されています。
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