ナナフシモドキ　枝にしかみえません。擬態がすごいです。住宅街でも見かけます。鳥に卵が運ばれているかもしれません。

まるで木きの枝えだに６本ぽんの脚あしがはえたような体型たいけいの昆虫こんちゅうです。よく似にたエダナナフシとはナナフシモドキの方ほうが触角しょっかくが短みじかいことで見分みわけられます。

日本にほんの本州ほんしゅう、四国しこく、九州きゅうしゅうに分布ぶんぷしています。
ナナフシモドキはナナフシ科かの代表種だいひょうしゅですがナナフシが正式せいしきな名前なまえではなくナナフシモドキが和名わめいとなっています。
ナナフシは漢字かんじの七節ななふしが「木の枝のたくさんあること」で枝のたくさんある様子ようすに似にている虫むしなので「ナナフシ」と「似ている＝モドキ」を合わせてナナフシモドキとなったということです。幼虫は親と同じ姿で大きくなり（不完全変態）ふかんぜんへんたいで翅はねがありません。メスは緑色みどりいろから褐色かっしょくです。オスは濃褐色のうかっしょくでメスよりも小ちいさく細ほそいそうです。通常つうじょうメスだけで単為生殖たんいせいしょく（メスの卵たまごがオスの精子せいしなし）で生うまれます。そのためかオスは、とってもめずらく数匹すうひきしか見みつかっていないそうです。日当ひあたりの良よい雑木林ぞうきばやしや林はやしの縁ふちの葉はの上下じょうげや草くさの上うえで見みられます。サクラ、カシ、コナラなどの葉はを食たべます。