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ノシラン ランの名前がついていますが日本に自生するキジカクシ科ジャノヒゲ属の花です。

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学名:Ophiopogon jaburan 漢字名:熨斗蘭 分類/科名:キジカクシ科ジャノヒゲ属
草丈:25〜75cm よく見かける場所:海に近い林 NT緑地 よく見かける時期:7〜9月
花言葉:ひっそり

夏の終わり頃から秋にかけて花の茎をまっすぐに立て紐状の白い小花をたくさん咲かせます。

花は白か薄紫色で下のほうに向いて房状に垂れて咲きます。
葉は根元から生え濃い緑色で細長く厚みと光沢があり先端が少し垂れ下がって湾状になります。

関東地方以西から沖縄地方や韓国などの海に近い林の下に生える常緑多年草です。
花が咲いた後は種子が付きます。種子は7mmほどの卵のような形をした球状で、晩秋から初冬に緑から青になり変化し、最後にはコバルトブルーの美しい色になります。

ノシラン「熨斗蘭」は葉の葉脈が筋ばっていて縁起物や進物に添える熨斗に似ていることと花がラン(蘭)の花に似ているから名付けれられたという説と花の茎がきし麺のように扁平で「麺棒でノシたような形」に見えることから名付けられたという説があります。
ノシランは日陰にも強いため日陰のグランドカバーに適しています。

てんてん
てんてん

名前のよく似た花にシランがあります。
ノシランはキジカクシ科(以前はユリ科)でシランはラン科の植物になります。

ユリ科からキジカクシ科へ

1990年代以降、DNA解析によって種の分化や進化が分かるようになりました。それまでの見た目の分類からDNAを元にした分類に変わっていきました。(APG分類体系)

このためユリ科に属していたものがスズラン科やキジカクシ科へと変わっていきました。
キジカクシ科には野菜のアスパラガスやヒヤシンス、スズラン、ギボウシ、ジャノヒゲ、オリズルラン、リュウゼツラン、ハランなどの観賞用の植物がよく知られています。

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