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ノビル 秋に小さな花を咲かせています。ネギの仲間です。葉をちぎるとネギの匂いがちゃんとします。ヒガンバナ科の有毒植物と間違えないようにしてください。

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学名がくめい:Allium macrostemon 漢字名かんじめい:野蒜 別名べつめい:ねんびろ のびろ 英語名えいごめい:Japanese garlic 分類ぶんるい/科名かめい:ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属
おおきさ:20~60cm よくかける場所ばしょみちばた 草地くさち よくかけるつき:5~9月
なつわりからあきみちばたなどにしろちいさなはな花火はなびのようにかせています。はネギやワケギのようにほそくてまる筒状つつじょうです。葉をちぎるとネギのにおいがちゃんとします。

ひがしアジアにひろ自生じせいしている毎年まいとし花をかせる球根きゅうこん鱗茎りんけい)のある多年草たねんそうです。日本にほんでは北海道ほっかいどうから沖縄おきなわまでの野原のはらみちばたなど人里ひとざとちかくで自生じせいしています。
名前なまえ「ノビル」は「」にえる「蒜(ヒル)」から名付なづけられたそうです。「蒜」はネギやニンニク、ニラなどネギの仲間なかまふるび名でべるときにからくてしたがヒリヒリすることからきているといわれています。
葉をひっぱると5mmから10mmくらいの鱗茎りんけいてきます。鱗茎はべることができますが栽培さいばいされていないようです。
花はきますがたねは、できなくて花の下にできる茶色ちゃいろのようなムカゴでえていくようです。

球根きゅうこんという用語ようご園芸えんげいでよく使つかわれますが植物学用語しょくぶつがくようごにはないそうです。

球根の植物学的なかたちなどでによりつぎのように区分くぶんされているそうです。

鱗茎りんけい
スイセンなど、ぶあつい葉がみじかくきのまわりにかさなりあったものです。かわがついたものと皮がないものがあります。
ヒヤシンスなど葉が重なってそうのようになるものとユリのようにまつぼっくりのようになるものがあります。
球茎きゅうけい
クロッカスなど地下ちかくきが太って大きくなったもののなかでまるきゅうのようになるものです。葉が乾燥かんそうした薄皮うすかわ全体ぜんたいをつつんでいます。
塊茎かいけい
ジャガイモやアネモネなど地下ちかくきが大きく、かたまりになったものです。クワイやチョロギも塊茎です。
根茎こんけい地下茎ちかけい
ハスやカンナなど地下に太い茎をのばして栄養えいようをたくわえるものです。
塊根かいこん
アネモネやダリヤのようにおおきくなってかたまりになったものです。
担根体たんこんたい
ヤマノイモのように葉をつけないでえるものです。
シダ植物しょくぶつのイワヒバぞくなどに見られるもので根にも茎にもたものも担根体たんこんたいばれるそうです。くわしくはこちら
てんてん
てんてん

ヒガンバナ有毒植物ゆうどくしょくぶつ間違まちがえないようにしてください。

ヒガンバナ科の有毒植物のタマスダレ、ヒガンバナ、スイセンなどと葉が似ています。
花が咲いていないとき見分みわけにくいので鱗茎りんけいいろにおいをよく確認かくにんしてください。
ノビルの鱗茎は白でタマスダレの鱗茎は茶褐色ちゃかっしょくです。
タマスダレやヒガンバナ、スイセンにはネギのようなにおいがありません。
過去かこにとってきたノビルの中に有毒植物ゆうどくしょくぶつのタマスダレがまざっていて食べた家族かぞく食中毒しょくちゅうどくになる事故じこやノビルと間違まちがってスイセンの鱗茎りんけいを食べた小学校しょうがくせいが食中毒になる事故もおこっているそうです。

しつもん いけん かんそう