ノボタン　シコンノボタンとは別種です。湯河原で大きな木を見つけました。本来は沖縄など暖かい地方の常緑低木です。

夏なつから秋あきにかけて長ながい蕊しべをのばした花はなを咲さかせています。葉はは丸まるくて厚あつく縦たての葉脈ようみゃくが目立めだちます。

琉球列島りゅうきゅうれっとう、台湾たいわん、そしてインドシナに分布ぶんぷする冬ふゆも葉を落おとさない常緑低木じょうりょくていぼくです。
実みは、はじけて果肉かにくがでて熟じゅくした実は甘あまいそうですが食たべると舌が青黒あおぐろくなるようです。
学名がくめいの「Melastomaメラストマ」はギリシャ語ごの melasメラ（黒くろい）＋ stomaストマ（口くち）が語源ごげんで果実かじつを食たべると口の中が黒くろくなることからきているそうです。
暑あつさには強つよいですが寒さむさには弱よわい植物です。