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ハハコグサ 史前帰化植物です。

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学名:Gnaphalium affine 漢字名:母子草 別名:御形(ごぎょう、おぎょう) 英語名:Jersey Cudweed 分類/科名:キク科ハハコグサ属
草丈:15~40cm よく見かける場所:道ばた 草原  よく見かける時期:4~6月
花言葉:いつも思う 優しい人 永遠の想い 温かい気持ち
春の七草の一つです。黄色い花の周りや茎や葉に白い綿毛ふわふわついています。冬は、ロゼット状の葉で過ごします。「ロゼット図鑑 -地面のバラ模様-」
七草がゆに入れるのは、そのロゼット状の葉を使うそうです。今回は、花が咲いているので、この部分は七草がゆには使わないようです。このような若芽は、つなぎとして餅に入れてついたそうです。白い綿毛部分が餅とからんで粘りがでたそうです。昔は、桃の節句の時に作られ「母子餅」と呼ばれていたそうです。現在は、ヨモギを入れた草餅が主流です。
アジアの温帯全域に分布している二年草です。日本には古代に中国や朝鮮から渡ってきたと考えれています。全国の人里や畑などで見られます。古くから、いろいろな地方に生えていたのでアワゴメ(粟米)、ウサギノミミ(兎の耳)、ホーコ、マワタソウ(真綿草)、キャーロツリクサ(蛙釣草)、コウジバナ(麹花)、モチグサ(餅草)など地方ごとにいろいろな方言名がついています。

漢名(中国植物名)は鼠麹草(そきくそう)というそうです。葉に毛が生えて形がネズミの耳に似ていて、黄色い花の形から麹(コウジ)を連想して名付けられたそうです。
今年は、子年ですので年野草ですね。

てんてん
てんてん

七草がゆ食べましたか。

古い時代に稲や麦とともに日本にやってきた植物を史前帰化植物と呼びます。ハハコグサは麦とともに来たと言われています。

http://had0.big.ous.ac.jp/ecologicaldic/s/sizenkikasyokubutsu.htm
民間療法で、開花初期に花がついた草を採取し細かく裁断して日干したものを生薬名「鼠麹草」で、かぜや咳止め、扁桃炎、のどの腫れに用いられていたそうです。伝統的な漢方方剤では使わないそうです。
肺を温める薬草で、肺に熱があり、痰が黄色で、のどが渇く人には禁忌とされているようです。