ヒガンバナ　名前のとおりお彼岸が近づくと咲き始めます。球根には毒があります。

9月がつになると、いたるところから花芽はなめをだし、いっせいに咲さき始はじめます。

葉ははなく、つぼみのついた茎くきをスーッとのばしはじめます。

花はなは鮮あざやかな赤あきで細ほそい花びらがよこに広ひろがります。葉は花の後あとにでてきます。のびた葉は次つぎの年の初夏しょかに枯かれてしまいます。
中国大陸原産ちゅうごくたいりくげんさんで鱗茎りんけい（タマネギのような球根きゅうこん）でふえる多年草たねんそうです。日本にほんでも道みちばたや田たんぼのあぜなどに群生ぐんせいします。日本のヒガンバナは花は咲いても種子しゅしができません。今いま、各地かくちで見みられるのは人ひとが広ひろめたものです。
名前なまえは秋あきの彼岸ひがんのころ（9月20日ごろ）に咲くので名づけられたようです。
別名の曼珠沙華まんじゅしゃげは、インドのサンスクリット語ごで天界てんかい（神々かみがみのいるところ）に咲く花という意味いみだそうです。おめでたい事ことがおこりそうなときに赤い花が天から降ふってくる、という仏教ぶっきょうのお経きょうからきているそうです。
地下ちかの球根に強つよい毒どくがあります。そのために害虫がいちゅうやモグラなどがやってこないために田たんぼのあぜ道みちや堤防ていぼうに多おおく植うえられているそうです。