大きさ:30~90cm よく見かける場所:庭 花壇 よく見かける月:7~10月
夏から秋まで色とりどりの大きめの花を茎の先に咲かせます。長い期間、咲き続けます。茎が枝分かれしながらたくさんの花をつけます。花は舌のような花(花びらに見えるもの)をつけ、これには雌しべがついています。その内側に雄しべと雌しべを持つ筒のような花をたくさんつけています。
中央アメリカのメキシコが原産の春に種をまいて夏から秋に花を咲かせ冬に枯れてしまう一年草です。
メキシコではアステカ族が16世紀以前から栽培していたそうです。18世紀末にメキシコからスペインにやってきてからヨーロッパにもたらされました。はじめは注目されなかったそうですが1850 年頃に八重咲きの花が発見されアメリカで巨大輪や八重咲きなどの花がつくられてヨーロッパに戻りフランス、イギリスで人気になって販売されるようになったそうです。日本へは江戸時代の終わり頃(1860年頃)にアメリカからやってきたそうです。
20世紀になってアメリカで巨大輪の『カリフォルニア・ジャイアント』が作り出されました。花色も原種では舌状花が紫で内側の筒状花が黄色系でしたが今では青色以外ほぼあらゆる色のものがあります。花の大きさや咲き方もたくさんの種類があります。大きさで小輪・中輪・大輪があり花形では万重咲き(ダリア咲き)、マツムシソウ咲き、ねじれ咲きなどがあります。さらに花びらに斑点があるものや条線が入るものなどもあります。また鉢植えやプランター栽培向けの背丈の小さい品種も作られています。
和名「百日草」は花の咲いている期間が長いことから名付けられました。同じように花の寿命が長いことからウラシマソウ(浦島草)やチョウキュウソウ(長久草)の別名もあります。最近はジニアと呼ばれることが多いです。
直射日光にも強く高温を好み乾燥にも強いため夏の花壇に最適な花です。
ヒャクニチソウとダリアはよく似ていますがキク科の別属の花です。
ヒャクニチソウとダリア
違ちがい