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ブルーベル イングリッシュ? スパニッシュ? ヒアシンソイデス属のお花です。

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学名:Hyacinthoides non-scripta  和名:ツリガネスイセン(釣鐘水仙)分類/科名:キジカクシ科ヒアシンソイデス属
草丈:20~40cm よく見かける場所:緑地 庭  よく見かける時期:4 ~5月
花言葉:不変「恋の呼びかけ

春のNT緑地で青いやや細長い釣り鐘形の花が穂になって10輪くらい咲いています。花穂の根元に細長い艶のある葉を多数伸ばしています。

ヨーロッパ、北アフリカ原産の球根植物です。
学名 “non-scripta” は「文字が書かれていない」もしくは「印が付けられていない」の意味で、ギリシャ神話に登場する花「ヒアシンス」と区別するためこの名が付けられたそうです。
ヒアシンソイデス属は、ヒアシンスに近い仲間です。

以前はシラー属に分類されていました。このうち、ヒアシンソイデス・ヒスパニカとヒアシンソイデス・ノンスクリプタの2種が主に栽培されています。いずれもいくつかの園芸品種があり、両者の交配によって育成されたものもあります。
ヒスパニカ種は「スパニッシュ・ブルーベル」の名前で流通することが多くシラー・カンパニュラータとも呼ばれています。ムスカリの花が終わるころ、入れ代わるように咲き始め、群生すると一面に咲いてブルーのカーペットのようになるそうです。
ノンスクリプタ種は「イングリッシュ・ブルーベル」とも呼ばれ花穂は細身で、花茎の上部が曲がって枝垂れるように咲き、花は片方向に寄っています。多くの北西ヨーロッパの森林床は、春には密集して咲き青い花のカーペットに覆われるそうです。
イングリッシュ・ブルーベルは、イギリスに多く自生していますがスパニッシュ・ブルーベルとの交配により数が激減しているそうです。
イギリスではイングリッシュ・ブルーベルを守るため球根を掘り起こしたり、花を摘むのは犯罪だそうです。

ヒヤシンスによく似た花で日陰でも良く咲いています。
今回の花はイングリッシュかスパニッシュか区別がつきにくくヒアシンソイデス属としてご紹介しましたが花の付き方や葉の幅からスパニッシュのようです。

てんてん
てんてん

イングリッシュ・ブルーベルとスパニッシュ・ブルーベルの違いです。

名前 イングリッシュ・ブルーベル スパニッシュ・ブルーベル
花の形 細い筒型
先端がくるりと反り返っている
ベル型
先端が少しカールしている
花の付き方 片方向に寄る どの方向でも
花の色 濃い青紫、白、ピンク 薄い青色、白、ピンク
花穂 花の重みで垂れ下がる 垂れ下がることが少ない
葉の幅 細い ~1cm 広い1cm以上
香り 強く甘い香り ほとんどない
スパニッシュ・ブルーベルは繁殖力が強く互いの遺伝子が近いので、すぐに交配してしまいます。そのためイングリッシュ種のそばにスパニッシュ種を植えると交雑してしまうそうです。
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