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ホオズキ お盆になるとよくみかけます。食べられるものもあります。

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学名:Physalis alkekengi var. franchetii 漢字名:鬼灯 鬼燈 酸漿 英語名:Winter Cherry Ground cherry  Chinese lantern plant 分類/科名:ナス科ホオズキ属
草丈:60~80cm よく見かける場所:庭 畑  よく見かける時期:6~9月
花言葉:偽り ごまかし
赤い袋のようなものは、萼(がく)です。その中に同じオレンジのトマトのような実が入っています。花は、6月頃に咲きます。クリーム色の小さな花だそうです。咲き終わった花の萼が大きくなり実を包み込んでいくそうです。
日本や東南アジア原産のナス科の一年草(多年草の場合もある)です。実や萼の色や形から灯や燈の文字をあてられています。「ほおづき」という名前は、その実の赤くふっくらした様子から頬を連想したものや、赤い果実から「ほほ」は「火々」であり「つき」は染まる意味であるともいわれています。また、「クチュ、クチュ。」と実を鳴らして遊ぶ子供たちの様子から「頬突き」と呼ばれているという説もあります。
花言葉は、「見かけは大きいのに、実際の実は小さい」という様子からきています。
淡い黄色の花を咲かせる6月~7月ごろに日本各地で「ほおずき市」が開催されます。特に有名なのが江戸時代から続く浅草寺ほおずき市です。

小さい頃お盆の時期に赤い実を口に含んで柔らかくして種をとりクチュクチュと鳴らして遊びました。今は、見かけませんね。
最近は、レストランなどで食用のホオズキが出されます。美味しかったです。

以前紹介した同じナス科のフユサンゴは、実がよく似ていますが食べられません。

てんてん
てんてん

名前の由来の一つにホホ(蝥、カメムシの類)という虫がつくことを指すとする説もあるそうです。ホオズキにしばしば群生するヘリカメムシ科のカメムシは、「ホオズキカメムシ」という和名を与えられているそうです。

お盆では、ガクに包まれたホオズキの果実を死者の霊を導く提灯に見立て、枝付きで精霊棚(盆棚)に飾ります。ほおずきに「鬼灯」の字を当てるのは、盆に先祖が帰ってくるとき目印となる提灯の代わりとして飾られたことに由来するそうです。

地下茎および根は酸漿根(さんしょうこん)という生薬名で呼ばれています。平安時代より鎮静剤として利用されており、江戸時代には堕胎剤として利用され、現在も咳や痰、解熱、冷え性などに効果がある民間薬として、全草を干して煎じて飲む風習がある地方があるそうです。