ホテイアオイ 夏にふくれた茎の間から爽やかな色の花を咲かせますが繁殖力が強く自然の池などで問題になっています。水草です。

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学名がくめい:Eichhornia crassipes 漢字名かんじめい:布袋葵 別名:ホテイソウ ウォーターヒヤシンス 分類ぶんるい/科名かめい:ミズアオイ科ホテイアオイ属
おおきさ:10〜80cm よくかける場所ばしょ:水辺 水盆 よく見かける時期じき:6〜11月
夏にふくれた茎の間から爽やかな色の花を咲かせます。流れの緩やかな川などの水面に浮かんで生育する水草で葉は水面から立ち上がります。
花が咲き終わると花茎は曲がって先端を水中につっこむ形となり、果実は水中で成長するそうです。

ブラジル原産で日本には明治時代に花がきれいなので観賞用に持ち込まれました。日本では冬になると枯れる一年草扱いですが繁殖力が強く一部の株がわずかに残れば、翌年の春から秋にかけて大繁殖します。本州中部以南のあちこちで野生化しています。
名前「布袋葵」は、浮き袋のような丸い形の葉柄を布袋(ほてい)の膨らんだ腹に見立てて「ホテイアオイ」と呼ばれるようになったそうです。
庭池の装飾用水草や路地での金魚飼育などに使われています。

花はきれいですがホテイアオイは国侵略的な外来種リストに掲載されている侵略的な外来種です。 販売や栽培が禁止されいませんが池や沼など野外への遺棄はやめたほうがよいようです。

てんてん
てんてん

自然の池などで問題になっています。

繁殖力が強く、富栄養化した水域ではあっという間に水面を覆い尽くします。そのため、水上輸送の妨げや漁業にも影響を与えるなど日本のみならず世界中で問題となっています。