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ヤブツバキ ツバキの葉はチャドクガの大好物です。チャドクガ予防は今です。

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学名:Camellia japonica 漢字名:藪椿 英語名:Camellia japonica 分類/科名:ツバキ科ツバキ属
高さ:5~10m よく見かける場所:山林 庭  花期:2~3月
冬の終わりから春の初めに艶のある肉厚の葉の中に赤い花を咲かせます。花は紅色の5弁花で下向きに咲き中心部には黄色い雄しべがかたまって筒形になっています。花全体がまとまって落花します。 果実は球形で、
日本原産の常緑高木です。本州以南の海岸沿いの山などに自生しています。大きなものは15mくらいにもなるそうです。花の後にはクルミのような球形の果実をつけます。中には黒褐色の種子が入ります。種から採れる油は髪油など様々なものに使われています。

和名ツバキの語源については諸説ありますが葉につやがあるので「津葉木」とする説や葉が厚いので「厚葉(アツバ)木」と書いて語頭の「ア」の読みが略されたとする説などがありますが、いずれにせよ葉の特徴から名付けられたとみられています。漢字の椿は日本であてたもので中国では異なる植物の名前になるそうです。
学名のカメリア・ジャポニカ (Camellia japonica)そのまま英語名になっている珍しい例です。カメリヤは18世紀にイエズス会の助修士で植物学に造詣の深かったゲオルク・ヨーゼフ・カメルにちなんでカール・フォン・リンネが椿の属名にカメリアという名前をつけたそうです。

てんてん
てんてん

ツバキの葉はチャドクガの大好物です。
今のうちに卵を駆除することで被害が少なくできます。
チャドクガは4月ごろに孵化し夏と秋に2回卵を産みます。秋の時の卵は越冬卵で冬の間は葉裏でじっと春を待ちます。
もし去年チャドクガ発生した木がある場合は早めに葉裏を確認しましょう。確認するときも直接卵が植え付けられている部分をつかんだりしないように注意してください。

園芸品種としてのツバキ
他家受粉で結実しユキツバキなどと交配しやすいために花色・花形に変異が生じやすため古くから選抜による品種改良が行われてきました。江戸時代には庶民の間でも大いに流行し、たくさんの品種が作られました。
作られたツバキには一重咲きから八重咲き斑入りの品種もあり、その数は多数あります。

17世紀に日本から西洋に伝来すると、冬にでも常緑で、日陰でも花を咲かせる性質が好まれ大変な人気となり西洋の美意識に基づいた豪華な花をつける品種が作られました。ヨーロッパ、イギリス、アメリカで愛好され現在でも多くの品種が作出されています。
茶花としてよく知られているワビスケ(侘助、学名:Camellia wabisuke)は、が、これはトウツバキ(唐椿、別名:カラツバキ、学名:Camellia reticulata)と同様に中国原産種の栽培品種です。

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