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ヤマノイモ 雌雄異株で雄株と雌株があります。雌株にはむかごができます。

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学名:Dioscorea japonica 漢字名:山の芋 別名:ジネンジョウ(自然生) ジネンジョ(自然薯) ヤマイモ(山芋) 分類/科名:ヤマノイモ科ヤマノイモ属
草丈:つる性 よく見かける場所:野山 フェンス  よく見かける時期: 9~10」月

夏の終わりに緑色の茎をのばしフェンスなどに絡みついています。茎は長く伸び、まばらに枝分かれをします。葉はアサガオのような三角形で付け根が凹んだ細長いハート形です。長い葉柄で茎につきます。この時期に葉腋から数本の細長い穂状の花序を出して白い花を付けます。雌雄異株で雄株と雌株があります。雄花の花序は直立し、雌花の花序は垂れ下がります。

雄株


(雌株)
日本原産の多年生のつる植物です。北海道南西部から本州・四国・九州・沖縄に分布しています。台湾および、朝鮮半島、中国にも分布するそうです。山野の林縁などに自生し里山の林道沿いや河川沿いの土手によく生えています。発育条件が合えば公園の植え込みでも生育するそうです。果実は平たく円形の大きな3枚の陵(翼)がついています。

それぞれの陵の中に種子を1個含んでいます。熟すと壁が剥がれて中から扁平な種子が出ます。種子は、まわりに紙のように薄い円形の膜のような翼がついていて果実が割れたときに散布されます。
雌株では種子のほかに葉腋に発生する球状の芽である零余子(むかご、珠芽)をつけて栄養繁殖します。
地下には円柱状の芋が1本あり自然薯(じねんじょ)ともよばれています。
地上部の茎や葉は1年で枯れます。

てんてん
てんてん

ヤマノイモと外観がよく似ている種にオニドコロがあります。
オニドコロは有毒だそうです。

オニドコロ

つる性で葉の形などヤマノイモ(自然薯)そっくりですが有毒成分を含み、間違って食べてしまうと非常に危険だそうです。
花の付き方など違いはありますがヤマノイモ掘りの時期は地上部が枯れた頃になりますのでイモの形だけで見分けることになります。幸い形はまったく異なるので見わけやすいようです。
ヤマノイモのイモは1本で、下に向かって地中深くにのびるのに対し、オニドコロのイモは枝分かれが多く横に向かってのびる傾向があるそうです。くわしくはこちら
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