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ケイトウ 鶏頭論争?

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学名:Celosia argentea 漢字名:鶏頭 別名:韓藍(カラアイ) 英語名:Cockscomb 分類/科名: ヒユ科ケイトウ属
草丈: 30~60cm よく見かける場所:庭   よく見かける時期: 6~9月
花言葉:
鶏のトサカに似た花をつけるので名前がつきました。秋の花としてよく庭に植えられています。真っ黒い小さな種がたくさんできます。取っておいて翌年蒔いて花を咲かせることができます。移植を嫌うので直まきにします。ただし、種は嫌光性で直接、日の光が当たると発芽しにくいそうです。発芽した後は手間もかからず、きれいな花を咲かせてくれます。
アジア・アフリカが原産で奈良時代に日本にやってきたそうです。現地では、花や葉を食用にすることもあるそうです。
日本では、古来「韓藍(カラアイ)」とよび花の汁で布を赤く染めることにも使われたそうです。万葉集第七巻(雑歌)に
原文: 秋去者 影毛将為跡 吾蒔之 韓藍之花乎 誰採家牟 作者:不明
よみ: 秋さらば、移しもせむと我が蒔(ま)きし、韓藍の花を、誰れか摘みけむ
意味: 秋になったら染めようと思って、私が蒔いた韓藍の花を、いったい誰が摘んでしまったのだろう。(あの娘は誰のものになってしまったのだろう)
とあります。

昔ながらのケイトウの花が道ばたに、しっかりと咲いていました。近年は、園芸種が増えて黄色やオレンジ色でロウソクの炎のような花を咲かせるものが多く見られます。鶏のトサカのような花は珍しくなってきています。
ケイトウを「毛糸」から来ている名前だと思っている方も増えているようです。

鶏頭論争 正岡子規の句「鶏頭の十四五本もありぬべし」の評価が昭和20年代から現代に至るまで、多くの俳人や歌人等の間で論争の種になったそうです。区の評価は、別として正岡子規が病床で伏せっているときに鶏頭を見たことは確かです。