ロウバイ 実には毒(どく)があります。名前はむかしの12月をさす朧月(ろうづき)からきているそうです。

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学名がくめいChimonanthus praecox 漢字名かんじめい:蝋梅、蠟梅、臘梅 別名べつめい:唐梅〔カラウメ〕 英語名えいごめい:Wintersweet 分類ぶんるい/科名かめい:ロウバイ科ロウバイ属
おおきさ:2~4m よくかける場所ばしょにわ  よくかけるつき:12月~2月
花言葉はなことば先見せんけん
ふゆからはるにかけてウメよりはやはなきます。かおりがつよいのでみちあるいているとがつきます。

中国原産ちゅうごくげんさんふゆとす落葉広葉らくようこうよう中小木ちゅうしょうぼくです。江戸えどのはじめのころに朝鮮半島ちょうせんはんとうから日本にほんにやってきたとする記録きろくがあるそうです。
にわえる園芸種えんげいしゅとしてソシンロウバイ(素心蝋梅)、マンゲツロウバイ(満月蝋梅)、トウロウバイ(唐蝋梅)などの品種ひんしゅがあります。花びらが黄色きいろいソシンロウバイがおおいそうです。写真しゃしんの花はソシンロウバイです。花びらがすべすべで蝋細工ろうざいくのようです。そして、時期じき臘月ろうげつ陰暦いんれき十二月の別名べつめい)ということから名前なまえがつけられたそうです。

陰暦いんれき

つきみちち欠けを使つかったこよみです。明治時代めいじじだいよりまえ日本にほん使つかわれていました。
月がえない新月しんげつからつぎの新月までを一ヶ月いっかげつとしていました。そのため陰暦いんれきでは1年が365日ではなく354日になり年々ねんねん季節きせつとずれてしまいます。
実際じっさいの一年365日との調整ちょうせいするため19年に7割合わりあいで閏月(うるうづき)をくわえて13ヵ月にしていたそうです。この閏月も何月になるかまっていなかったそうです。
現代げんだいの日本で使われているのは太陽暦たいようれき陽暦ようれき)に合わせた「新暦しんれき」です。明治政府めいじせいふが旧暦の明治5年(1872)12月3日を新暦の明治6年1月1日としたところからはじまったそうです。
陰暦では閏月にまれたひと誕生月たんじょうづき毎年まいとしやってきませんし、いつやってくるかもよくわかりません。そのためかむかしかぞとし※といって元旦がんたんにみんな1さいとしをとったことにしていたそうです。
※数え年は、生まれた時点じてん年齢ねんれいを1歳とし、以後いご元日がるごとに1歳をくわえます。
むかしの月の名前なまえをおぼえる動画どうがです。(NHK for School44秒)
てんてん
てんてん

 別名べつめい唐梅からうめですがうめとちがってロウバイ、ソシンロウバイとも有毒ゆうどくです。

はなつぼみからとれる蝋梅油ろうばいゆには抗菌こうきん抗炎作用こうえんさようがあり皮膚保護ひふほごのクリームに使つかわれているそうですがにはカリカンチンという神経毒しんけいどくがあります。けっしてべないようにしましょう。

しつもん いけん かんそう