オシロイバナ　花の色が混じることが不思議と言うことで英語名で「Marvel of Peru（ペルーの不思議）」になったそうです。

梅雨明つゆあけごろから秋あきにかけて庭や道ばたなどに小ちいさなラッパのような花はなをつんと咲さかせます。一株ひとかぶがひとかかえほどの大おおきさになっています。群むれて咲いていることが多いです。

花を見みると花色はないろが混まじったものもあります。

熱帯ねったいアメリカ原産げんさんの毎年まいとし花を咲かせる多年草たねんそうです。日本にほんには江戸時代えどじだいに観賞用かんしょうようとしてやってきたそうです。その後ご、丈夫じょうぶで種たねをまいてかんたんに育そだてられるので、日本の各地かくちで野生化やせいかしています。
日本では冬ふゆに枯かれてしまうので春はるに種たねをまいて育てる一年草いちねんそうとされていますが暖あたたかい地方ちほうでは根ねがイモのようになって冬に葉はや茎くきが枯れてもイモが生いき残のこって春はるに芽めを出だして花を咲かせます。
花の色いろが混まじることが不思議ふしぎということで英語名えいごめいで「Marvel of Peruマーベル　オブ　ペルー（ペルーの不思議）」になったそうです。
別べつの英語名「Four o’clock flowerフォー　オクロック　フラワー（四時よじの花）」は花が咲く時間じかん(夏）が午後ごご4時じ過すぎごろから名付はづけられたそうです。秋あきになると午前中ごぜんちゅうからも花が咲きます。
日本名にほんめいのオシロイバナは黒くろい種たねを割わると入はっている白しろい粉こながお化粧けしょうで使つかうオシロイ（白粉）に似にているところから名付なづけられたそうです。

品種名ひんしゅめいのないものがほとんどです。花色はにろは赤あか、オレンジ、黄色きいろ、ピンク、白しろなどたくさんあります。一株ひとかぶの中なかで花ごとに少すこしずつ花色が違ちがう花が咲くものもあります。