コミカンソウ　小枝にたがいちがいに小さな葉をつけています。葉の付け根にミカンに似た小さな実をつけます。

初夏しょかから秋あきにかけて道みちばたで葉はを広ひろげています。葉は茎くきから分わかれた小枝こえだに右みぎと左ひだりに、たがいちがいについています。小枝の葉は夜よるには2列れつが上側うえがわへ眠ねむるように閉とじます。

小枝こえだには丸まるい小ちいさな実みがぶら下さがるようについています。
雌雄同株しゆうどうかぶですが雄花おばな・雌花めばなともに花はなびらがなく目立めだちません。
もともとはアジア全体ぜんたいに分布ぶんぷする冬ふゆに枯かれてしまう一年草いちねんそうですが世界せかいの暑あつい地方ちほうなどに広ひろがっているそうです。
大昔おおむかしに稲いねや麦むぎなどの栽培植物さいばいしょくぶつといっしょに日本にほんにやってきたといわれています。
日本では関東地方かんとうちほうより西にしの暖かい地方ちほうの道みちばたや畑はたけなどに生はえています。
小枝の下の丸い実には、たくさんの種子が入っています。
名前なまえの「コミカンソウ」は小ちいさな赤あかく熟じゅくした実みがミカンに似にているところから名付なづけられたそうです。
丈夫じょうぶで広ひろがる力ちからが強つよいので放ほっておくとどんどん殖ふえていきます。