シュンラン 2023年、今年も咲きました。自然の中で特別なカビ(蘭菌)と一緒に生きています。(共存)

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学名がくめい:Cymbidium goeringii 漢字名かんじめい:春蘭 別名べつめい:ホクロ、ジジババ 英語名えいごめい:Riverstream orchid 分類/科名ぶんるい かめい:ランシュンランぞく
草丈くさたけ:20~30cm よくかける場所ばしょ山野さんや にわ  よく見かける時期じき: 3~4がつ
花言葉はなことばひかえめな
毎年まいとし3月になるとにわのエゴノキのしたからしろっぽいじく花茎かけい)のさき緑色みどりいろはねのようなはなびらをひろげた花をのぞかせます。ほそふちにはこまかいぎざぎざがあります。地面じめんの下にはふとがたくさんびています。はる緑色みどりいろはなを一くきに一はなで、まれに数花すうはなかせます。

日本にほんひがしアジア原産げんさんらんです。日本にほん各地かくちえてる代表的だいひょうてき野生やせいランです。おも里山さとやま人里ひとざとちか山地さんち雑木林ぞうきばやしなどに自然しぜんむかしから季節きせつはないわいのはなとしてしたしまれてきました。
花のあとには花茎かけいびてがつきます。かた果肉かにくなかにはこなのようなこまかいタネがたくさんはいっています。

あきふかまるころには地下ちか翌年よくねん花芽はなめつくってふゆなかはるちます。
ランは花を咲かせる植物しょくぶつなか一番いちばんあたらしくあらわれた植物だそうです。花のつくりやかたち独特どくとくむし花粉かふんはこばせる虫媒花ちゅうばいかとして進化しんかしてきたしゅおおくあります。たねかず被子植物ひししょくぶつの中で一番おおいそうです。日本にほんのエビネやキンランなどもラン科の植物です。

別名べつめいの「ジジババ」は、花のうえがおばあさんのほっかむりに、したがおじいさんのしろひげにていることから名付なづけられたそうです。見えますか?

てんてん
てんてん

2022年にNT緑地側りょくちそばはやしのコナラに、よりそっていていました。

蘭菌らんきん

ランの種子しゅしこなのようにちいさく普通ふつうの種子のように発芽はつが必要ひつよう栄養えいよう十分じゅうぶんにありません。

そのため自然しぜん状態じょうたい発芽はつがするには地中ちちゅうで生きているカビ(蘭菌らんきん)に栄養えいようをもらっています。発芽後はつがごもかなりのおおきさに育つまで蘭菌から栄養をもらって地下ちかで大きくなっていきます。大きくなっても育つための栄養は蘭菌からもらっているそうです。蘭菌はコナラなどの木やから栄養をもらっているので、コナラなどの木のそばで大きくなって花を咲かせているようです。
人がシュンランを種子しゅしからそだてようとしても種子はみずをはじいてしまうので種子をまいても、ほとんど発芽はつがしないそうです。
園芸用えんげいようにおみせられているエビネやシュンランは野生やせいのものをってそだてていたそうです。野生やせいのエビネやシュンランはむかしよりかずっていてかけにくくなっています。

しつもん いけん かんそう