アネモネ　冬から春の花です。クリスマスローズ、ラナンキュラスなどと同じキンポウゲ科の花です。キンポウゲ科なので毒があります。

冬ふゆから春はるの花壇かだんにあざやかな色いろの大おおきな花はなを咲さかせます。茎くきのつけねには、きれこみが多おおい葉はを広ひろげています。

ヨーロッパ南部なんぶから地中海ちちゅうかい沿岸えんがんが原産げんさんの毎年まいとし花を咲かせる多年草たねんそうです。球根きゅうこんを植うえて育そだてることができます。
花の姿すがたが好このまれ古ふるくから人ひととの関かかわりが深ふかい花です。原産地げんさんちからヨーロッパの各地かくちへ十字軍じゅうじぐんや巡礼者じゅんれいしゃによって運はこばれてきました。そのため神話しんわや伝説でんせつにも多おおく登場とうじょうする花です。
アネモネの仲間なかまは世界せいかつに約やく100種しゅ以上いじょうあるようです。咲き方は一重ひとえ・八重やえがあります。花色も桃色、青、赤、白等などいろいろあります。草丈くさたけも切花用きりばなようの高たかいものから低ひくいものまでといろいろな花が売うられています。
花びらに見みえるのは花びらではなく萼片がくへん（葉が変化へんかしたもの）です。
タネには長ながい毛けがあり風かぜによって運はこばれます。
名前なまえ「アネモネ」はギリシャ語ごで「風」を意味いみする「anemos」からきています。