エゾギク 園芸種名アスターと呼ばれています。連作障害があります。同じ土壌で続けて栽培はきびしいようです。

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学名がくめい:Callistephus chinensis 漢字名かんじめい:蝦夷菊 別名べつめい:アスター 薩摩菊(サツマギク) 英語名えいごめい:China aster 分類/科名ぶんるい かめい:キクエゾギクぞく(カリステフス属)
草丈くさたけ:30~100cm よくかける場所ばしょにわ 花壇かだん よくかける時期じき:7~8がつ
なつ花壇かだんで、いろいろないろのキクのように小さな花をたくさんあつめたはなかせます。卵形たまごがたで、やわらかいきれこみがあります。

朝鮮半島ちょうせんはんとう中国ちゅうごくさむ地方ちほう原産げんさんはるからなつに花を咲かせてふゆれる一年草いちねんそうです。
1731 年にカトリックきょう神父しんぷダンカルピーユによりタネが中国ちゅうごくからフランスの植物園しょくぶつえんおくられ育てられるようになりました。その後にドイツ、アメリカへと渡り日本にやってきたのは江戸時代と言われています。
花の形は多様で一重咲きと八重咲き、ぽんぽん咲きがあります。

エゾギクは、かつてアスター属(シオン属)に分類されていたため園芸界では一般にアスターと呼ばれています。私もアスターの方がなじみのある名前です。

てんてん
てんてん

アスターは連作障害を引き起こすそうです。

アスターの連作障害

同じ場所で連作することにより土壌糸状菌であるフザリウム菌が発生し萎縮病を引き起こすそうです。
アスターを栽培した後には再びアスターを栽培するまでには5年以上の期間を開ける必要があるそうです。
キク科植物を栽培した後にアスターを栽培する場合は前作の種類が土壌病害の少ない和菊(小菊類)であれば病原菌の残留もさほど多くないと想定され連作障害は少ないといわれていますが避ける方がよいようです。

連作障害対策

フザリウム菌は土壌中で生息する菌ですので土を使わない栽培が研究され水耕栽培や土ではなくアクアフォームを基盤としたアクアフォーム溶液栽培が実施されています。
アクアフォームとは吸水性スポンジを砕いたようなもので土と違い無機質な物質です。これではフザリウム菌も生息できないため連作障害を乗り越えられるそうです。