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ナガミヒナゲシ 雑草として爆発的に増えています。

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学名:Papaver dubium 漢字名:長実雛芥子、長実雛罌粟 英語名:Long-headed poppy 分類/科名:ケシ科ケシ属
草丈:15~60cm よく見かける場所:どこでも よく見かける時期:4~5月
花言葉:平静 慰め 癒やし
道路の脇、空き地などいろいろな場所に群生しています。オレンジ色の花を春に咲かせます。ポピーの仲間で地中海原産の一年草(越年草もある)です。他のヒナゲシと同様、阿片の原料となるアルカロイドを含んでいないとされ、あへん法による栽培や所持等の禁止対象とはなっていません。
梅雨時に非常に小さな灰黒色の種子を大量に作ります。一つの株に数十の果実を作ります。一つの果実には約1600粒の種子が入っており十万粒以上の種子を作ることができます。種子の表面には凹凸があり未熟な状態でも発芽できます。また、結実から5年を経たものでも発芽することができます。さらに、根や葉から他の植物の成長を阻害する物質(アレロパシー)を出しているため爆発的に繁殖地を広げています。
1961年に東京都世田谷区で初めて確認されたそうです。以後、群馬県、福岡県などにも分布が広がり、2000年以降には全国へ拡散しました。最近は、いたるところで見かけます。世界でもほとんどの地域に分布するようになっています。

機械で雑草として刈り取っても種がばらまかれるだけという状態だそうです。

てんてん
てんてん

駆除するには、果実をつけないように花を摘むことですね。

学名「Papaver dubium」はラテン語で「疑わしいポピー」という意味だそうです。実の形から「長実」ヒナゲシと名づけられ、英語名もLong-headed poppyです。

埼玉県・千葉県・神奈川県・京都府・東京都・栃木県・茨城県・新潟県・群馬県等に位置する複数の各自治体で「特定外来生物や生態系被害防止外来種(要注意外来生物)には指定されていないものの、これらと同様に生態系に大きな影響を与える外来植物」としてナガミヒナゲシの危険性を周知するとともに、駆除の協力を呼びかけています。