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スノードロップ スノーフレークではありません。ヨーロッパに古くからある花で言い伝えがたくさんあります。 

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学名:Galanthus nivalis 和名:待雪草(マツユキソウ)英語名:Snowdrop 分類/科名:ヒガンバナ科ガランサス属
草丈:5~30cm よく見かける場所:庭  よく見かける時期:2月~3月
花言葉:希望 慰め

真冬の庭にうつむいたように白い花を咲かせます。同じヒガンバナ科のスノーフレークによく似ていますが花の先に緑の点がありません。


ヨーロッパ原産の多年草(球根)で春を告げる花として人気があります。属名「Galanthus(ガランサス)」はギリシア語で「乳のように白い花」を意味し、種小名「nivalis(ニバリス)」はラテン語の「雪(nivis)」を語源として「雪の中や近くに成長する」という意味があるといわれます。そこから英名では「スノードロップ(雪のしずく)」、和名では「待雪草(マツユキソウ)」と呼ばれています。
日本で一般的にスノードロップの名前で親しまれている種は、英名「ジャイアント・スノードロップ」と呼ばれるガランサス・エルウェシーという種だそうです。
普通は2月から3月に開花し、6月ごろに茎葉が枯れて休眠します。球根を掘り上げずに夏越できるそうです。

花期が2月からということですが12月に見つけました。
最近ご紹介している花は早めに咲き始めています。
下から花の写真を撮ろうとiphoneのインカメラで撮影しましたがピントがなかなか合いませんでした。

アダムとイヴ
禁断の果実を食べてエデンの園を追われたアダムとイヴ。悲しむイヴをあわれんだ天使が、舞い落ちる雪をスノードロップの花に変えます。天使は「もうすぐ春がくるから絶望してはいけませんよ」とふたりを慰めたといいます。

死を象徴する花(イギリスの農村地方の言い伝え)
恋人の死を知った乙女ケルマはスノードロップを摘んで彼の傷の上に置きました。恋人は目覚めませんでしたが、彼に触れた途端、彼の肉体は雪のしずく(スノードロップ)になってしまったといいます。この言い伝えのある地方では、スノードロップが死を象徴する花として扱われたり、死に装束を連想させる花として嫌われ、家の中に持ち込むと不幸が起こるといわれています。
このことからスノードロップをひとへ贈ると「死」を「希望」するとなり、「あなたの死を望みます」という意味に取られてしまう場合もありますので注意が必要だそうです。

雪に色を(ドイツの言い伝え)
自分に色がない雪は、色を分けてくれるよう花々に頼みました。雪は断られてしまいますが、唯一それに応じたのがスノードロップであったといいます。

幸運に恵まれる(スコットランドの言い伝え)
スノードロップの花をお正月前に見つけると翌年は幸運にめぐまれるといいます。

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