オミナエシ　花色が白花で茎に毛が多い「オトコエシ」（男郎花）に対して全体にやさしい感じがするところから「オミナエシ」（女郎花）

夏から秋にかけて茎の上部で分枝して先に黄色い小花を平らに広がりながら多数咲かせます。1個ずつの花は、花びらがくっつく合弁花で５つにわかれています。

中国から東シベリアにかけて分布し日本では沖縄をのぞく全土の日当たりの良い山野の草地や林の縁に自生しています。最近は数が減り人里近くで野生のものを見かけることは少なくなっています。
花はよく目につきますが果実期はほとんど目立たちません。種子でもふえますが多くは株わきにできる新苗で増えるそうです。
和名「オミナエシ」（女郎花）は、同属で姿がよく似ている白花の「オトコエシ」（男郎花）に対して全体にやさしい感じがするところから「女郎花」と名付けられたとされています。
秋の七草の一つとして、日本では古くから親しまれています。花は昔から愛好されて切花などに用いられてきました。漢方にも用いられています。