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キツネアザミ 和名の由来は?牧野富太郎への愛弟子の造反はあったのでしょうか?

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学名:Hemisteptia lyrata 漢字名:狐薊 分類/科名:キク科キツネアザミ属
草丈:60~80cm よく見かける場所:道ばた 田畑 よく見かける時期: 4~6月
花言葉:嘘は嫌い
春の道ばたなどで伸ばした細い茎先に薄紫のアザミに似た糸状の花をつけます。根元にはロゼッタ状の葉が見られます。アザミのようなトゲがなく葉も柔らかそうに見えます。

日本や朝鮮半島、中国、インド、オーストラリアなどに分布する二年草です。日本には古い時代に渡来したと考えられています。
和名は花がアザミに似ているがアザミではないことから「だまされた=キツネ」からともされ牧野富太郎に命名されたとの説があります。
単形属の植物で本種のみしかないそうです。
雑草といわれています繁茂力も旺盛ではないようです。

ウィキペディア(Wikipedia)には和名について牧野先生と中村先生の話が出ていました。(以下で紹介)愛弟子の中村先生が牧野先生を批判しているような表現がありました。出典を探して確認したいと思いましたがWEB上では見つかりませんでした。

てんてん
てんてん

「植物名の由来」中村 浩  (著)に謎が書かれているかもしれません。

和名について(「キツネアザミ」ウィキペディア(Wikipedia)より)
牧野(1962)は『アザミに似るがよく見るとそうでなく』て『狐に騙されたよう』に感じるからと書いている。
他方で八尋編(1997)は花の形が眉刷毛に似るのでキツネノマユハケという別名があり、また眉刷毛に似たアザミのような花と言うことでマユハケアザミの別名があり、この両者が入り交じってこの和名になったとの説をあげている。
この説はどうやら中村浩によるものと思われ中村(1980)にはその詳しい解説がある。
それによると本種は江戸時代には眉捌けに関わる上記2つの名で呼ばれていた。従ってこの2つが混同して今の和名になったと判断すべきだ、とのことである。
彼は牧野の説明を「全く珍妙で、少しも納得がいかない」と切り捨て、ついでに明治以降の学者のこの手の判断はいささか「慎重さに欠け、皮相的な見方や思いつき」に頼っている嫌いがあると批判しています。
てんてん
てんてん

花言葉「嘘は嫌い」は中村先生の批判からきているのでしょうか?

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