チドリソウ　名前にチドリ、ツバメ、ヒバリなど小鳥の名前がつかわれています。

春はるの終おわりにコスモスのような細こまかくほそい葉はから茎くきをのばし鳥とりが羽はばたいているような花はなを咲さかせます。


ヨーロッパ原産げんさんの毎年花まいとしはなを咲さかせる宿根草しゅくこんそうです。日本にほんには明治めいじのはじめ頃に観賞用かんしょうようとしてやってきました。
科名かめいの「Delphinium」は、つぼみの形がイルカに似ていることでギリシア語ごでイルカを意味いみするDelphisから名なづけられたそうです。

和名わめいのチドリソウは花のかたちがチドリの飛とぶ姿すがたに似にているところからきているそうです。
同おなじようにツバメにたとえて「飛燕草（ヒエンソウ）」の別名べつめいもあります。英語えいごでは「Larkspur（ラークスパー）」と呼よばれます。これはヒバリ（lark）の蹴爪けづめ（spur）という意味いみで花のうしろに突つき出でた細ほそいでっぱり（距きょ）が蹴爪に似にていることにからきています。