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ヒメジョオン 1860年代に観賞用として日本にやってきました。ふえる力が強いので日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています。

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学名がくめい:Erigeron annuus 漢字名かんじめい:姫女菀 英語名えいごめい:Annual fleabane, Daisy fleabane  分類ぶんるい/科名かめい:キク科ムカシヨモギ属
おおきさ:30~150cm よくかける場所ばしょみちばた よくかけるつき:4~8月
花言葉はなことば素朴そぼく清楚せいそ
がつのなかばごろから日当ひあたりの草原そうげんみちばたにハルジオンそっくりのはなかせます。

きたアメリカ原産げんさんあきしてはるはなかせる越年草えつねんそうです。もともとは1860年代ねんだい観賞用かんしょうようとして日本にほんにやってきたようですが、ふえるちからつよく、またたく全国ぜんこく野原のはらひろがりました。ヒメジョオン(姫女苑)と名付なづけられたわけに二つのせつがありました。
小さい(姫)女苑じょおん中国ちゅうごく野草やそう名前なまえ)からという説と「ヒメ・シオン(姫紫苑)」キク科シオン属という花の名前がすでにあったので(紫苑しおん)を(女苑じょおん)にしたという説です。
他にヤナギバヒメギク(柳葉姫菊)とばれたり、鉄道てつどう線路沿せんろぞいにひろがったことから、テツドウソウ(鉄道草)と呼ばれたこともあったそうです。
ヒメジョオンの花は小さな花のあつまりです。なか黄色きいろ部分ぶぶん管状花かんじょうかといい、まわりの花びらのようなものは舌状花ぜつじょうかといいます。

ヒメジョオンとハルジオンの見分みわかたです。
くき断面だんめんくきのつきかた・花びらのほそさで見分けられます。

茎の断面

ヒメジョオン

茎の中がつまっています。

ハルジョオン

茎の中が空洞です。

https://kobehana.at.webry.info/201811/article_9.htmlより

葉のつき方

ヒメジョオン

葉が茎を抱きこみません。

ヒメジョオン 葉が茎を包まない

ハルジオン

葉が茎を抱くようにつきます。

ハルジオン 葉が茎を包みます。

花びら

ヒメジョオン

花びらの幅が広いです。

ヒメジョオン 花びらの幅が広い

ハルジオン

花びらが細いです。(1mm以下)

てんてん
てんてん

ぽんかぶあたり47,000以上いじょうたねをつくるそうです。

 

さらに、その種の寿命じゅみょうが35ねんながいためえるちからが、ものすごくつよいそうです。そのため、もともと日本にあった植物しょくぶつ生育せいいく邪魔じゃまする可能性かのうせいがあるためヒメジョオンは、ハルジオンとともに要注意外来生物ようちゅういがいらいせいぶつ指定していしていされているほかに日本の侵略的外来種しんりゃくてきがいらいしゅワースト100にも選定せんていされています。

しつもん いけん かんそう