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ホシホウジャク 「ガ」の仲間でハチではありません。口吻で花粉を運んでいます。

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学名がくめい Macroglossum pyrrhosticta 漢字名かんじめい:星蜂雀 分類ぶんるい/科名かめい:スズメガ科ホウジャク亜科
おおきさ:30~40mm よくかける場所ばしょ:サルビアやセージのそば  よくかけるつき:6~11月
なつからあきにかけてサルビアのようにつつになったはななかみついにとびまわっています。全体ぜんたい茶色ちゃいろっぽくうしろのはねのオレンジいろ目立めだちます。おなかにしろおびがあります。

日本各地にほんかくちることのできる「蛾(ガ)」の仲間なかまです。
ハチドリのように空中くうちゅうでとまり(ホバリング)ながらストローのような口(口吻こうふん)をのばして花のおくの蜜を吸います。
素早すばやくはばたくのでハチのようにえますが「ガ」の仲間なかまなのでしません。
はねをすばやくうごかすため消費しょうひするカロリーもおおく、たくさんの蜜を必要ひつようとします。そのため、花から花へ、つぎつぎに移動いどうしながら蜜を吸っています。よる活動かつどうしているそうです。
蜜を吸っているときは花にれませんのでミツバチのように花粉かふんからだにつけしべにつける(虫媒ちゅうばい)のでは、なく口吻から直接ちょくせつ、雌しべにつけます。

てんてん
てんてん

幼虫ようちゅうはイモムシそのものです。

 「イモムシ」という言葉ことばはスズメガの幼虫ようちゅうがサツマイモや山芋やまいもなどのについていたところから名付なづけけられたそうです。
スズメガの幼虫ようちゅうも、種類しゅるいによってべる葉が決まっています。ホシホウジャクは、ヘクソカズラの葉を食べます。
幼虫は、はじめは小さく目立ちませんが終齢しゅうれい(サナギになるまえ)時には体重たいじゅうまれたての1000ばいになるそうです。きゅうに葉の上に大きなイモムシを見つけるのもこの成長せいちょうはやさのためです。
スズメガのイモムシは、大きくて(5~10cm)色鮮いろあざやかなものがおおく、つのっているのでよく目立めだちます。

しつもん いけん かんそう