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ホタル 6月10日は七十二候の腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)。市民の森で守られています。 

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学名:Luciola cruciata 漢字名:源氏蛍 別名: 英語名: 分類/科名:甲虫目カブトムシ亜目ホタル科ホタル亜科
大きさ:6~10mm よく見かける場所:  よく見かける時期:6~7月

梅雨が近づく夕方に水場のある林の中でLEDのように白く明るい光を放って群れながら、ふわふわ飛んでいます。
国内最大のホタルです。
幼虫は川にいるカワニナなどの巻き貝を食べて育ちます。成虫は口器が退化しているため水分を摂取するぐらいしか機能を有していないそうです。そのため1~2週間の間に幼虫時代に蓄えた栄養のみで繁殖活動を行います。
ホタルは酵素などの働きで発光します。発光は表皮近くの発光層で行われ発光層の下には光を反射する反射層もあるそうです。
ホタルに限らず生物の発光は電気による光源と比較すると効率が非常に高く熱をほとんど出さないため「冷光」とよばれています。

ゲンジボタルの幼虫は川の水底で生活していますが成熟してサナギになるときには夜になって水中から陸上に上がってきます。このとき決まった条件があります。それは必ず雨が降っているか少し前まで雨が降っていて地面がまだ十分にぬれていることです。上陸と同時に発光を開始し、途中で異常がないかぎりずっと光り続けて行進します。
成虫の発光はオスとメスの出会いのコミュニケーションをとるためとみられています。卵や幼虫やサナギが発光するのは、よく分かっていないそうです。

市民の森制度について
市民の森は昭和46年度からスタートしました横浜市独自の緑地を保存する制度で緑を守り育てるとともに山林所有者の方々のご協力により市民の憩いの場として利用させていただくものです。
令和2年4月1日現在、47か所(約550ha)指定しています。
横浜市HPより
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