ヨモギ 秋に花を咲かせます。新芽はだんごに 葉の毛はモグサに カイコのふんといっしょにして火薬の材料になります。

この記事は約3分で読めます。

学名がくめいPlantago asiatica 漢字名かんじめい:蓬 別名べつめい:モチグサなど
英語名えいごめい:Japanese mugwort 分類ぶんるい/科名かめい:キクヨモギぞく
草丈くさたけ:50~100cm よくかける場所ばしょ:どこでも  よく見かける時期じき:4~11月

きくのようにおおきくさけ裏側うらがわしろがあります。はなは、白っぽいみどり目立めだちませんがよくるといろがついています。

日本にほんにもともとある(在来種ざいらいしゅ)の多年草たねんそうです。もともとは中央ちゅうおうアジアの乾燥地帯かんそうちたい原産げんさんかんがえられているそうです。日本全国にほんぜんこくどこにでもえています。
葉をでもむと独特どくとくかおりがします。はる新芽しんめは、んで草餅くさもちなど食用しょくようになります。とくに葉を乾燥かんそうさせて裏側うらがわ綿毛わたげあつめたものがおきゅうの艾(モグサ)として使つかわれています。
むかしから各地かくち生活せいかつ役立やくだつくさとして使われてきています。そのため別名べつめいも多くあります。(エモギ、サシモグサ、サセモグサ、サセモ、タレハグサ、モグサ、ヤキクサ、ヤイグサなど)
地下茎ちかけいなどから他の植物しょくぶつの育つのをじゃまする物質ぶっしつします。(このような物質や現象げんしょうをアレロパシーとよんでいます)

てんてん
てんてん

最近さいきん研究けんきゅうでは、アレロパシーは昆虫こんちゅうにも影響えいきょうするようです。

戦国時代せんごくじだいから江戸時代えどじだいにかけてヨモギを使って火薬かやく必要ひつよう硝石しょうせきつくっていたそうです。ヨモギとひと尿にょうかいこふんなどをぜてしたりしたものを床下ゆかした数年すうねんねかせて硝酸石灰しょうせきせっかいふくんだつちを作ったそうです。

硝石の主成分しゅせいぶん窒素ちっそとアンモニアだそうです。ヨーロッパでも動物どうぶつ内蔵ないぞう石灰せっかいで作っていたそうですが、日本でも鉄砲てっぽうが使われるようになってたくさんの硝石が必要ひつようになり、国々くにぐに必死ひっしに硝石作りを行っていたようです。