PR

ツルバキア ニラのような匂いがしますが食べない方がよいようです。分類上ではユリ科やネギ科と紹介されています。どちらなのでしょうか?

この記事は約4分で読めます。

学名:Tulbaghia violacea 漢字名: 別名:ソサイアティガーリック 英語名:society garlic 分類/科名:ヒガンバナ科 ツルバキア属
草丈:30~60cm よく見かける場所:庭  よく見かける時期:5月~10月
花言葉:残り香
残暑が残るころ涼しげな紫色の6枚の花弁を広げて咲いています。スイセンのような細長い葉から茎をのばして茎先に花をつけます。茎や葉はニラのような匂いがするそうです。
南アフリカ原産の球根植物です。現地では24種が自生しています。
暑さや乾燥に強く長雨にも耐え育てやすいそうです。アガパンサスと同じように植えたままで宿根草のように扱われているようです。

この花は、四季咲き性が強く春から秋遅くまで咲き続けるビオラセアのようです。匂いは確認できませんでした。
分類/科名はユリ科とネギ科という二つの記述がありました。ネギ科は花の分類では始めて目にしました。どっちが正しいのでしょうか。

「ネギ科ではなくヒガンバナ科ですね、その中にネギ属があります。」というご指摘がありました。ネギ科という分類はないようです。ありがとうございました。

てんてん
てんてん

見た目はハナニラやサフランモドキ(有毒)に似ていますが毒はないそうですが口に入れない方が良いようです。

ユリ科?ネギ科?

ユリ科は以前から寄せ集めの集団で幾つもの科に分割すべきという考えがあったそうです。
DNA解析による新しいAPG分類でユリ科は、なんと12の科に分割されました。その中にネギ科が登場しています。
詳しくはこちら

被子植物分類体系の変遷

新エングラー体系
構造複雑化説 1964年~
花の構造が単純なものから複雑なものへ進化したと考えた分類
クロンキスト体系 (Cronquist’s syllabus)
ストロビロイド説 1980年代~
花の構造が複雑なものから単純なものへ進化したと考えた分類
APG体系(Angiosperm Phylogeny Group)
分子系統解析説 1998年~
DNA解析によりゲノムの姉妹関係を調べて血統を決めていく
ご意見お問い合わせ