トクサ 砥石(といし)のようにものを研ぐことができます。えんぴつのしんも研げます。

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学名がくめい:Equisetum hyemale 漢字名かんじめい:砥草 木賊 別名べつめい:歯磨草(はみがきぐさ) 英語名えいごめい:Horsetail 分類ぶんるい/科名かめい:トクサ科トクサ属
おおきさ:50~100cm よくかける場所ばしょにわ よくかけるつき:一年中
花言葉はなことば率直そっちょく 非凡ひぼん
ツクシやスギナの仲間なかまのシダ植物しょくぶつです。庭の片隅かたすみなどにくきだけぴんとのばしてえています。

茎のつなぎめにスカートのようなものがありますが、これが変化へんかしたものです。シダ植物は胞子ほうしでふえますがなつに茎のさきっぽにツクシのようなものがみられます。これが胞子葉群ほうしようぐんとよばれ胞子をつける器官きかんになっています。
とても丈夫じょうぶでどこでもそだ原産地げんさんち北半球各地きたはんきゅうかくちにあります。
日本にほんでは北海道ほっかいどうから本州中部ほんしゅうちゅうぶにかけての山間さんかん湿地しっち自生じせいしているそうです。そのほかに庭などに観賞用かんしょうようとしてえられています。
地下茎ちかけいをひろげ、そこからかれてながい茎を伸ばします。湿地しっちでも育つことから水辺みずべに植えられることがおおいですが、はたけでもよく育ちます。
茎には、プラントオパールと呼ばれるケイさんがたまってかたくなり砥石といしのようにものを研ぐことができることから砥草とくさとよばれています。いまでも、高級こうきゅう「つげぐし」のなど木製品もくせいひん仕上しあげげやクラリネットのリードみがきなどに使用しようされているそうです。

小さいころ鉛筆えんぴつしんをこれで、とがらせたおもがあります。
NHK for School トクサの動画どうがです。(約1分)

てんてん
てんてん

アイヌではトクサを「シプシプ」とぶそうです。これもものみがくときのオノマトペからきているそうです。

オノマトペ

「onomatopée」という フランス語からきているようです。
「ドカーン」「サラサラ」「ワンワン」のように音・なき声などをあらわした擬音語ぎおんごや「ツンツン」「デレデレ」「ニヤニヤ」など音のしないものの状態じょうたいや動きなどを表した擬態語ぎたいごなどから、つくられた言葉ことばです。
NHK for School「ひょうたんからコトバ」にオノマトペの動画どうががありました。
15分の番組ばんぐみですがオノマトペについては13分からです。(モバイル通信量つうしんりょうに気をつけて視聴しちょうしてください。)

しつもん いけん かんそう