カラスウリ　秋の終りに木々に巻き付いている実を見つけました。カラスウリの種は、おもしろい形をしています。

秋あきも深ふかまってくると他ほかの木きの葉はが落おちてオレンジ色いろの実みが目立めだつようになってきます。未熟みじゅくな実は、緑色みどりでスイカのような模様もようがあります。熟じゅくすにつれて模様もようがなくなっていきます。

日本にほんや中国ちゅうごくが原産げんさんの毎年まいとし花はなを咲さかせる多年性たねんせいのつる植物しょくぶつです。以前いぜんは林はやしや藪やぶなど、どこでも見みられましたが最近さいきんは、あまり見みられなくなりました。
根ねの塊かたまりから5月がつから6月に芽めが出でて夏なつの暑あつい夜よるに白しろいクラゲのようなレース状じょの大おおきな花（7ｃｍから10ｃｍ）を咲かせます。
雌雄異株しゆういかぶでそれぞれの株かぶに雄花おばなと雌花めばなを咲かせます。夜よるでもよく目立めだちます。花粉かふんを運はこぶスズメガを呼よぶためだと考かんがえられています。
花はなはすぐにしぼんで数週間すうしゅうかんすると雌株めかぶの雌花めばなが実みになります。
枯かれた後あとも根の塊（塊根かいこん）から翌年よくねんに芽を出して育そだっていきます。新しい塊根を蔓が地面に降りたところに根を出して広がっていきます。
実が赤あかいのにカラスウリと呼よぶのはカラスが好このんで食たべるなどいろいろな説せつがあります。