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エリカ・ファイヤーヒース 全英オープンの開催コースサイドに生い茂っている植物もエリカ属で「ヒース」と呼ばれています。

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学名:Erica cerinthoides 別名:エリカセリントイデス 英語名:Erica fireheath 分類/科名:ツツジ科エリカ属
高さ:30~100cm よく見かける場所:庭 よく見かける時期:11~4月

細いスギのようなギザギザな葉がついた茎先に長い筒形の花を下向きに数個まとめて咲かせます。茎は株の根元から分化して生えます。その後は分岐しないので傘をひっくり返したような生え方になります。

南アフリカ南部原産の半耐寒性常緑低木です。
花は、はっきりとこの時期に咲くということはなく気温などの条件さえ揃えば周年開花するそうです。
エリカファイアーヒースは他のエリカよりも若干耐寒性に優れているので、暖地では露地植えで越冬も可能だそうです。ただし霜に当たると枯れてしまうそうです。

ご近所で見つけました。真夏にピンク色の花が鮮やかでした。見た目は草の花のようですが木の花なんですね。これから冬にかけて大きくなっていきそうです。

ヒース

ファイアーヒース(fireheath)のヒース(Heath)は本来、イギリス北部やアイルランドなどにある平坦な荒地のことです。薄い表土と砂ででき耕作や牧畜には適しません。そこに生えるエリカ属の植物をヒース(heath)と呼ぶようになったそうです。
全英オープンの開催コースとなるリンクス(links)の特徴の一つにコースサイドに生い茂るエリカ属「ヒース(heath)」が生えていることです。フェアウェイやラフ以外の不整地部分を総称して「ヒース」と呼んでいるそうです。

リンクス

ゴルフ発祥の地のスコットランド(イギリス北部)にあるゴルフ場のほとんどはリンクスという名で呼ばれています。スコットランドは内陸の耕作地と海岸で構成されています。内陸の耕作地と海岸の間には土と砂が混じったヒース状の土地で耕作地と海岸を結ぶ土地ということでリンクスという名がつけられたそうです。
現地の人々は、その土地をゴルフをするのに利用したのです。
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