PR
いいね! (4 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...

ペラペラヨメナ 春から秋まで咲き続ける花です。京大のキク科植物の権威北村四郎博士が命名しました。

この記事は約3分で読めます。

学名:Erigeron karvinskianus 漢字名:ぺらぺら嫁菜 別名:エリゲロン ペラペラヒメジョオン メキシコヒナギク ゲンペイコギク(源平小菊)ムキュウギク(無休菊) 英語名: 分類/科名:キク科ムカシヨモギ属
草丈:20~40cm よく見かける場所:庭 道ばた よく見かける時期:5~11月
花言葉:移り気 遠くから見守ります
ハキダメギクより大きくヒメジオンより小さい白い花をたくさん咲かせます。
花は、だんだん赤みを帯びてきます。赤と白の様子から源平小菊という園芸種名がつけられたようです。花期は長く春から晩秋まで咲き続けます。茎は根元で分岐してヒメジオンやハルジオンよりも細く、匍匐して広がっていきます。石垣の隙間などでも根をはって花を咲かせます。
中央アメリカ原産の多年草でアフリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各地に分布しています。日本では1949年に見つけられヨメナに似た花で葉がぺらぺらなので名づけられたそうです。※
園芸用に売り出されるときに源平菊など別名が多くつけられました。
日本では、1950年代に金沢市周辺に植えられたりしていたようですが、園芸種として出回ることで現在は関東以西では、いたるところで見かけるようになってきました。

ここ数年、道ばたや庭の片隅に咲き続けている花が気になっていました。色変わりしていくさまがおもしろい花です。花の名前もおもしろいです。

てんてん
てんてん

名前に「ペラペラ」がつく植物はこの花だけのようです。

※1949年にキク科植物の権威北村四郎博士が京都大学構内で野生化しているのを見付けて命名しています。北村四郎博士の論文によると京都大学の標本庫の西側の壁際に咲いていたとのことです。博士は「この場所は標本庫の二階からゴミをはきすてる窓の下で戦前にはその上には外国産の標本が入つていたから、それと関係があるかもしれない 。」と述べています。この論文では、ニュージーランド原産になっています。
論文はこちらです。