ミセバヤ　葉の色が違う株を見つけました。日本に昔から自然に生えていた多肉性宿根草です。

秋あきの中なかごろに茎くきの先さきに小さなピンク色いろの花はなを房ふさのように咲さかせます。

葉はは肉厚にくあつでまるく、まわりがほんのり紅色べにいろに染そまっています。

昔むかしから日本にほんのいろいろな地方ちほうに自然しぜんに生はえていました。葉はが厚あつく毎年まいとし花を咲かせる多肉性たにくせい宿根草しゅくこんそうです。今いまでは自然しぜんに生えている場所ばしょは少すくなくなっています。
名前なまえの「ミセバヤ」は江戸時代えどじだいに、この花を見みつけた★高野山こうやさんの法師ほうしが自分じぶんの和歌わかの先生せんせい（冷泉為久れいぜんためひさ（1686～1741））に「君きみに見みせばや（見せたいものだ）」と歌うたを添そえて手紙てがみをおくったことから名付なづけられたといわれています。
別名べつめいの「玉たまの緒お（タマノオ）」は長ながく垂たれた茎先くきさきに玉たまのように小花こばなを咲かせることから名付なづけられたそうです。
秋あきが深ふかまるにつれて葉が紅葉こうようしてから葉を落おとします。その株元かぶもとに冬芽ふゆめを残のこした状態じょうたいで休眠きゅうみんします。春はるになると芽めが出でて茎くきを伸のばします。
古ふるくから人々ひとびとに観葉植物かんようしょくぶつとして観賞かんしょうされてきました。今いまでも多肉植物たにくしょくぶつとして多おおくの人々に親したしまれているそうです。