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ハラン ハランの花は地面すれすれに咲いてキノコに擬態することでキノコバエと呼ばれるハエ類を引き寄せキノコバエの仲間たちに花粉を運ばせているそうです。

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学名:Aspidistra elatior 漢字名:葉蘭 古名:馬蘭(バラン)  分類/科名:キジカクシ科(スズラン亜科)ハラン属
草丈:30~65cm よく見かける場所:NT緑地 庭  花時期:5月〜
NT緑地に大きな艶のある幅広の葉を広げて群生しています。

花は紫色で多肉質で5月ごろに地下茎から出て地面にめり込んだような格好で咲きます。果実も地面に乗った形になるそうです。

中国南部や九州南部の宇治群島、黒島、諏訪之瀬島が原産といわれてる常緑多年草です。
和名の「ハラン」は中国語の「馬蘭(バラン)」に由来するといわれ江戸時代に「バラン」がしだいに清音化してハランと呼ばれるようになり、その後「葉蘭」の当て字が付けられたそうです。
日陰に強く緑も鮮やかなので園芸用として庭の下植えによく使われます。
和食の料理の盛りつけで飾りに葉を包丁で細工したものを使うこともあります。

お鮨屋さんでもお皿代わりに使われていました。
折詰や刺身に付いてくる「緑色のプラスチックシート(バラン)」はハランの葉の飾りつけを模したもので人造ハランともいわれています。

てんてん
てんてん

地面スレスレの花なのでカタツムリやナメクジが花粉を運んでいるのではといわれていました。

ハランの花は、キノコに擬態することでキノコバエと呼ばれるハエ類を引き寄せキノコバエの仲間たちに花粉を運ばせていることが分かったそうです。

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