セイヨウタンポポ　真冬の陽だまりに咲いていました。ロゼット葉で冬をすごします。

黄色きいろいキクのように小ちいさな花はなびらが集あつまって一ひとつの花になっています。葉ははぎざぎざで冬ふゆには地面じめんにバラの花のように広ひろがって少すこしでも大陽たいようの暖あたたかさを逃にががさないようになっています。（ロゼット葉よう）

ヨーロッパが原産げんさんの毎年まいとし花を咲かせる多年草たねんそうです。
日本には1900年頃ねんごろに北海道札幌市ほっかいどうさっぽろしに北きたアメリカから家畜のエサ用としてもちこまれたそうです。それらが広ひろがって全国各地ぜんこくかくちでみられるようになっています。今いまでは外国がいこくからやってきた植物しょくぶつ（外来植物がいらいしょくぶつ）の代表だいひょうのようになって「日本の侵略的外来種しんりゃくてきがいらいしゅワースト100 」に指定していされています。
日本のタンポポと雑種ざっしゅをつくったりして、ふえる力ちからがとっても強つよい植物しょくぶつです。ふだん見みかけるタンポポのほとんどがセイヨウタンポポです。
日本にほんのカントウタンポポとの見分みわけは花の付つけ根ね（総苞片そうがくへん）を観察かんさつすることでできます。総苞片が、そり返かえっているのがセイヨウタンポポです。

田舎センセイによる田舎暮らしでの悩み解決情報サイトより
葉はや茎くきをちぎると白しろい汁しるが出でてきます。この汁で虫むしに食たべられるのを防ふせいでるといわれています。若葉わかばや根ねは、食べることができます。
花の後あとの綿毛わたげは、風かぜに乗のって飛とんでいき、子こどもたちの遊あそび道具どうぐにもなっています。