シロダモ 雌雄別株の樹木です。秋にそれぞれの木に花が咲きます。アオダモとは別種になります。

この記事は約2分で読めます。

学名がくめい:Neolitsea sericea 漢字名かんじめい:白梻 分類/科名ぶんるい かめい:クスノキシロダモぞく
たかさ:10~15m よくかける場所ばしょ市民しみんもり 山野さんや よく見かける時期じきはな10〜12月 果実かじつ 翌年よくねんの10〜12月
あきちいさなはなかせます。のなる雌木めぎと実のならない男木おぎ別々べつべつえます。
雄株はモジャモジャとした花を中央ちゅうおうにつけます。
雌株めかぶえだあいだに花をつけます。あかい実もつけています。

どちらの株もは、つやつやして細長ほそなが葉脈ようみゃく目立めだうらしろいです。
日本にほんあたたかい地方ちほうやまはやしに生えているふゆでも葉を落とさない常緑広葉樹じょうりょくこうようじゅです。
名前なまえ「シロダモ」のシロは葉の裏が白いところから名づけられたそうです。
雌木めぎには直径ちょっけい10~15ミリほどの楕円形だえんけいあか果実かじつみのりますが赤くなるまで一年いちねんかかるため花と果実を同時どうじることができます。

果肉かにく種子しゅしふくまれる油分ゆぶんは「ツヅ」とばれ、蝋燭ろうそく原料げんりょう使つかわれるそうです。
樹皮じゅひ灰褐色はいかっしょくしわれはなく老木ろうぼくになってもわらないようです。ざい建材けんざい細工物さいくものまきすみなどにもちいられてきたそうです。
てんてん
てんてん

ツヅ油は虫除むしよけにも使われたそうです。

「ツヅ油」は除虫用に水田すいでんにまかれたり石鹸せっけん原料げんりょうにも使われたそうです。
ツヅ油はかつて長崎県で生産され宮崎県では「オダクサ油」とよばれたそうです。
ツヅ油を水田にポトポトととし水面すいめん油膜ゆまくらせイネについたむしぼうではらいおとし油膜で殺虫さっちゅうしたそうです。