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クサトベラ 花は白く普通の花を横に半分に切ったような形で唇弁花と呼ばれています。茎が柔らかいので草のような「トベラ」から名付けられたそうです。葉は魚の毒消しになるそうです。

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学名:Scaevola taccada 漢字名:草海桐花 草扉 沖縄方言:スーキ 英語名:Beach naupaka(ハワイ名) 分類/科名:クサトベラ科クサトベラ属
草丈:1~2m よく見かける場所:熱帯・亜熱帯の海岸  よく見かける時期:4~10月

沖縄本島などの海岸の砂地や岩の間に自生しています。葉は肉厚で艶があり茎の先に集まってついています。花は白く普通の花を横に半分に切ったような形で唇弁花と呼ばれています。花びらは扇状で五つに分かれ紫色の筋があります。切り口のように見 えるところから雌しべが上に飛び出ています。アンテナ状になっているのが柱頭です。

雄しべは、つぼみの段階で成熟して花粉を出して伸びてきた雌しべの柱頭部にある”花粉杯”に受け渡します。花粉杯の花粉をやってきたハチなどの背中につけ、その後成熟するとやってきたハチの背中から花粉を貰います。

茎は下部が木化しますが柔らかいので草のような「トベラ」から「クサトベラ」の名がついたそうです。

ハワイやオーストラリアからポリネシア原産の常緑低木です。太平洋からインド洋にかけての熱帯・亜熱帯の海岸またはその近くに自生しています。日本では薩南諸島以南の南西諸島と小笠原諸島に分布しています。クサトベラ科の中で日本に自生する唯一種だそうです。
種子は鳥や海流散布されるため広い地域に分布します。熱帯・亜熱帯では道路などの植え込みによく使われ、大西洋沿岸でも野生化しているそうです。

ハワイでは海辺で花弁が下半分咲くこの花をビーチ・ナウパカ(Beach naupaka)と呼び、山で花弁が上半分咲く花をマウンテン・ナウパカ(Mountain naupaka)と呼ぶそうです。両方の花を合わせて、はじめて完全な花になるというハワイの伝説があるそうです。

てんてん
てんてん

薬草としての使われるそうです。

生葉を煮出して煎じて飲むか、生葉をもんで出た青汁を飲むか患部に付けて使います。
昔から漁師の庭には必ず植えられていて魚による食中毒に使われたといわれています。

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