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ニオイバンマツリ 夏の花です。暖かいところでは秋まで咲いています。青い花が白くなります。

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学名:Brunfelsia. australis 漢字名:匂蕃茉莉 別名: 英語名: 分類/科名:ナス科ブルンフェルシア属
高さ:0.3~3m よく見かける場所:庭 よく見かける時期:4月~7月
花が紫から白へ花色が変化し、さわやかな芳香があります。盛りには株が花で覆われるほどになり、
ブラジル、アルゼンチン原産の熱帯花木です。夏に花を咲かせます。
漢字名の「匂蕃茉莉」の匂は芳香、蕃は外国、茉莉はジャスミン類のことを指します。あわせると「香りのする外国のジャスミン類」となりまがジャスミンの仲間ではありません。

鉢物として一般にも流通しています。霜があまり降りないような地域では、戸外でもよく冬越しします。

夏によく見かける花ですが、今回は晩秋に湯河原で見つけました。暖かい場所なので夏から咲き続けているのでしょうか。

てんてん
てんてん

白い花が赤くなる色変わりは見かけますが青が白くなる色変わりはめずらしいです。

花色の変化

ニオイバンマツリの花色の変化は、花弁に含まれるアントシアニンが、酸化酵素によって徐々に分解されることから起こると考えられています。開花後に含まれていたアントシアニンの分解が進むにつれて次第に花色が淡くなっていくとされています。
スイフヨウの花色の変化は、ニオイバンマツリの逆で花弁の中でアントシアニンの合成が進むために起こります。朝、咲いたばかりの段階では花弁にアントシアニンは含まれていません。午後になると細胞内でアントシアニンを合成する酵素が活性化して花弁にアントシアニンが蓄積されて赤みを増してきます。
もともと白い花には、基本的にヒトの目に色づいて見える色素は含まれておらず、細胞内の隙間で起こる乱反射などにより白く見えています。

アントシアニン

アントシアニンにはポリフェノールの一種で青紫色の天然色素です。植物が紫外線などの有害な光によるダメージから自らの体を守るという働きがあります。
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