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クコ 東アジア(中国~日本)原産の落葉低木で春から秋にかけて葉から根まで活用できる植物です。

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学名:Lycium chinense 漢字名:枸杞 別名:カラスナンバン カワラホウズキ ノナンバン ウルフベリー ゴジベリー 英語名:Chinese desert-thorn Goji berry 分類/科名:ナス科クコ属
高さ:1~2m よく見かける場所:野原 鉢植え よく見かける時期:7~11月
花言葉:お互いに忘れよう

夏から秋にかけて枝先に薄紫色の小さな花を咲かせます。秋に赤い実をつけます。枝には鋭いトゲがあります。

東アジア(中国~日本)原産の落葉低木です。荒れ地などに見られ北アメリカなどにも移入され分布を広げています。
有用植物で若芽、葉茎、果実のいずれも食用や果実酒とするなど薬用に利用されています。赤いクコの実は薬用酒や中華料理などで活用されています。

中国名は「枸杞」で枸橘(カラタチ)のようなとげがあり、杞柳(コリヤナギ)のように枝がしなやかに伸びることから名付けられたそうです。
和名「枸杞(クコ)」は中国名(漢名)がそのまま名付けられました。
英名のゴジベリーの名が逆輸入され、日本の園芸店でもゴジベリーの名で鉢植えとして流通することも多いそうです。

笹藪の中で薄紫の花を見つけました。

つるのような枝にトゲがあったので名前が分かりました。枝もとの葉は笹の中で確認できませんでしたが自然に生えているようでした。

てんてん
てんてん

春から秋にかけて葉から根まで活用できる植物です。

食用

春の若芽
先端を摘み取って茹でて水にさらし和え物やお浸しにしたり生のものをよく洗って天ぷらや炒め物、汁の実にします。
夏から秋にかけての葉
茹でてお浸しや和え物や生のまま天ぷらにしたり煮付けて炊いた飯に混ぜてクコ飯にします。
秋のよく熟れた果実
ホワイトリカーに漬け込み果実酒にします。
葉や根
細かく刻んで乾燥させクコ茶として飲用します。

薬用

クコの果実は枸杞子(くこし)根皮は地骨皮(じこっぴ)葉は枸杞葉(くこよう)という生薬です。
採取部によって生薬名が違いますが強壮薬としての効用は同じで組み合わせて利用されているそうです。
葉は6 ~ 8月ころ、果実と根皮は秋に採取して水洗いしたものを天日で乾燥させます。
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