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サネカズラ 茎や葉を2倍量の水に入れておくと粘液が出ます。昔は、その液を頭髪につけて整髪料として利用されたそうです。

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学名: Kadsura japonica 漢字名:実葛 別名:ビナンカズラ(美男葛)鬢葛(ビンカズラ) 分類/科名:マツブサ科サネカズラ属
高さ:つる性 よく見かける場所:市民の森 庭  花期:7~8月 実期:秋

冬の枯れ枝の先にヤマボウシの実に似たものをつけます。


夏に小さな淡い黄色の花を咲かせます。多くは雌雄異株で雌株には秋に実がなります。粒の大きな木苺のような実をつけます。冬に残っている部分は中心部です。


日本の関東以西に分布する常緑か半常緑のつる植物です。丘陵・山野の広葉樹林の林などで他の植物にからんで広がっています。果実が美しいため庭木としてもよく植えられているそうです。つるは軟らかいので、籠材や縄の代用としても使われることがあるそうです。
名前の「サネカズラ」は実(さね)の目立つ蔓から転訛して名付けられたそうです。
果実は味はないそうですが果実酒に使うことができます。
茎や葉を2倍量の水に入れておくと粘液が出ます。奈良時代には、その液を頭髪につけて整髪料として利用されビナンカズラ(美男葛)やビンカズラ(鬢葛)とも呼ばれたそうです。粘液は和紙の製紙用糊料(ネリ)としても用いたそうです。

冬に今宿市民の森でピンクのリボンで囲われていました。
実の形がヤマボウシによく似ていますが蔓の先についているところから「サネカズラ」としました。
春から夏に咲く花や実が楽しみです。

てんてん
てんてん

薬としても昔から使われていたそうです。

茎や葉の粘液はヒビやあかぎれに使われたそうです。
果実は晩秋に熟した果実を採取し、天日で乾燥して保存して鎮咳、滋養強壮に効用があるものとして「南五味子(なんごみし)」とよんで五味子(同じマツブサ科のチョウセンゴミシの果実)の代用品とされたそうです。

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