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クチナシ 衣食の様々な部分に関わっています。碁盤の足はクチナシの実?

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学名:Gardenia jasminoides 漢字名:梔子 別名: 英語名: 分類/科名:アカネ科クチナシ属
高さ:1~3m よく見かける場所:庭 よく見かける時期:6~7月
花言葉:とても幸せです 喜びを運ぶ 洗練 優雅 清潔 胸に秘めた愛
梅雨の時期に八重咲きの白い花が咲き始めます。匂いをかぐとジャスミンに似た香りが漂ってきます。葉は濃い緑で照りのある肉厚の葉がつきます。10 ~ 11 月頃に赤~黄色の実を付けます。
本来は一重の花ですが、園芸種の八重咲きが庭木として多く見られます。一重のクチナシは、東アジアや日本の東海地方以西に自生している常緑低木です。中国原産のクチナシがヨーロッパに渡り品種改良されて八重咲きの園芸種になりました。

和名のクチナシについては、いくつかの説があるそうです。果実が熟しても口を開かないので、「口なし」だという説。その果実をナシに見立て、くちばしのような形のがくをクチとよんで、クチのあるナシの意味だと する説。いずれにしても木の実から名づけられたようです。
中国や日本では、衣食の様々な部分に関わっている樹です。
衣では、クチナシの実から出る黄色の色で布を染めてきました。十二単の黄色です。
食では、漢方薬や同じく実から出る黄色の染料を使って栗きんとんなどの色つけに使われています。

足つき将棋盤や碁盤の足の造形は、クチナシの稜のある果実を象っているそうです。「打ち手は無言、第三者は勝負に口出し無用」、すなわち「口無し」という意味がこめられているそうです。